情報系インフルエンサーの記事を見て社畜になるよりフリーランスを本気で考えていませんか?
新卒の人には絶対それはおすすめできません。
その理由を普通に新卒入社して転職経験もありフリーランスになっている私が教えます。
どこに行っても縛られるし自由はない
若い子でありがちな勘違いにフリーランスにこんなイメージがあることです。
- 会社に縛られるよりもフリーランスで自由な生き方がしたい
- スタバでMacを開いてクリエイティブな仕事をしたい
ちなみに私の言っているフリーランスはIT系のエンジニアになります。
デザイナーとかはやったことがありませんので他のブログで調べてください。
ITエンジニアの職種の場合はよっぽど特殊な契約形態でない限り普通のサラリーマンと変わりない生活になります。
- 月~金曜の9:00~18:00でお昼は12時から1時間
- 土日祝はカレンダー通り
- 1つの案件で担当が割り当てられてスケジュール内に作業を進めていく
- 月の稼働時間は契約で決められている(超えると超過分もらえて、少ないと減額)
この業界の特殊なところでいうとこの形態は正社員でも派遣でもSESでもそんなに変わりません。
どういう契約形態で現場に入ってどこの会社から来ているかの違いだけで扱いは一緒です。
次に今はコロナの影響でテレワークになっている企業も多いですが、普段は会社に出社して仕事をしています。
(私も今はテレワークです。)
今後はテレワークの形態も増えてくるかもしれませんが、間違ってもスタバでMacを広げてするようなものではなく許されて自宅作業でしょう。
ただでさえ守秘義務が多く個人情報を扱う事もある仕事でスタバでドヤ顔で仕事なんて無理です。
一部の自称エンジニアの方がフリーランスだと自由に時間を選ばずに仕事が出来て、しかも高収入と謳っていますが実践できたとしても東京在住でごく一部の超絶有能な人だけです。
私を含めて並スキルの普通の人はフリーランスになってもサラリーマンと変わらない生活になります。
新卒カードは絶対無駄にしないこと
大学に入った意味の半分以上は新卒で就活が出来るということにあります。
よっぽどの無名大学でないなら新卒というのは一生に1度しか使えないカードになります。
コロナで今後は数年氷河期が続くと言われていますが、就活をせずにいきなりフリーランスになるのはもったいなすぎます。
もし大学からエンジニアを目指していているならいきなりゴールを目指すことができます。
このゴールとはNTTデータなどの上流の会社です。
社畜と会社員をバカにするインフルエンサーなんかよりNTTデータの社員である方がよっぽど社会的地位は上です。
給与面も30代に活躍できていれば1000万に届き、福利厚生も充実して、有給も全消化しないと怒られるような環境です。
新卒でもし上位の会社に入社できたら大多数の人はそのままで一生を終えた方が幸せになれます。
フリーランスというのは私も含めて現状に不満がありなんとかしようとしてなった人が多いです。
そもそもフリーランスになるのは難しい
ITエンジニア系のフリーランスは実際の業務経験を数年積んでからなる場合が多いです。
それが業務経験どころか社会経験もない人がいきなりフリーランスですといっても仕事を探すのが難しいです。
フリーランスが仕事を探す場合はなどに登録して案件を紹介してもらうパターンがほとんどですが、業務経験無しどころか新卒ならまずはIT業界で経験を積んでくださいと言われるのがオチです。
現実的に新卒からITエンジニア系のフリーランスになろうとするなら
- インターンやバイト経由でIT企業に入らせてもらい経験を積む
- 起業した卒業生に頼み込み仕事をもらう
- 自分で営業してシステム開発の仕事を獲得する
- Twitterなどで仕事を募集
いずれも社会経験も営業経験も無い新卒の人にはかなり難しいです。
しかも仕事を取れたとしても世の中は悪い大人もいますので
- 契約無しで仕事を受けて未払いのまま逃げられる
- まだ完成していないなど難癖をつけられて延々作業をさせられる
後ろ盾の無い若者を騙すことになんとも思わない悪意に対抗できるかも疑問です。
あとはみたいなプログラミングスクールで勉強してからフリーランスになるというのも方法です。
しかしせっかく大学に入ったのに就活もせずにさらに勉強してというのは本末転倒ですのでこれはおすすめできません。
素直に就活してまずは社会人経験を積むべきです。
わざわざハードモードを選ばなくてもいい
社会に縛られるなんて嫌だ自由に生きていくなんてごく一部の才能がある人にしか出来ないことです。
世間の大多数(私も含む)の普通の人は普通に生きた方がいいです。
ITエンジニアの場合は業務経験さえ積めば他の業界よりは働き方が自由です。
そういう意味の自由なら実現可能ですので将来はフリーランスを目指すという方も普通に就活して無難プランがいいです。
- 東大とか一流大学ならGoogleとか外資系企業を目指す(入ればほぼ一生安泰でしょう)
- 学歴があればNTTデータやアクセンチュアなど上流会社を目指す(入れれば大多数の人は勝ち組です)
- 微妙な学歴の人はSierや受託起業、ベンチャーなどで技術を学び業務経験を積む(業務経験を積みさえすれば続けてもいいし転職もありです。)
- 聞いたこともない大学の人は多少条件は落としてSESや零細中小に入りしんどいけど業務経験を積む(耐えさえすれば業務経験には変わりありません。そこから好条件の会社を探したりフリーランスになることも可能です。)
IT業界は比較的学歴は関係ないですが、上位企業を目指すなら学歴やCS(コンピュータサイエンス)など大学での高度な専門知識を学んでいるのが前提となります。
凡人がそのレベルを目指すのはほぼ無理です。
しかし人生に勝ち負けなんて気にしていたら病むだけです。
今の自分の能力を客観的に考えてその中で幸せになるためにはどうすればいいのか考えましょう。
まだIT系は仕事の選び方に関しては自由があります。
若い人はフリーランスという響きに憧れるだけで現実が見えなくなってしまわないように注意してくださいね。
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