IT企業の言っている未経験や初心者歓迎のレベルってどれくらい?

IT企業の募集要項を見ると未経験歓迎や初心者でも可と書いている会社があります。
でもこの未経験や初心者ってどれくらいの事を言っているか分かりますか?
エンジニアの私が想定する未経験や初心者のレベルを教えます。

パソコンを持っていることが前提

IT企業は数多くありますが、想定しているレベルはある程度パソコンの事を知っている人になります。

持っているのはスマホだけでPCを一切触ったことがない人は厳しいでしょう。

パソコンといってもよくキラキラWeb系の人が言っているMacじゃないとITエンジニアにはなれないということはありません。

実際にWeb系の企業はMacが多いと思いますが、業務システムなど開発している企業はほとんどWindowsです。

ちなみに私はMacを触ったことがありません(笑)

ITエンジニアになるにはMacがないとなれないというのも嘘です。
使いやすいみたいですが、WindowsのPCでも十分です。

全くPCを触ったことが無いのならいきなりMacは高いのでWindowsのPCから始めるのがよいでしょう。

Macでしたら最低でも10万超えしますが、WindowsのPCならノートでも5万円ほどで購入可能です。

本気でITエンジニアを目指しているなら家にPCは必要です。

キーボードとマウス操作は問題ない

最近の若い人はスマホしか触ったことがなくキーボードとマウス操作も未経験の人がいるみたいです。

初心者歓迎IT企業でもキーボード入力にマウスの操作は知っている前提がほとんどです。

キーボードなら何を押したら英語から日本語に切り替わるとか大文字はどのようにしたら打てるとか入力に支障のない知識はほしいです。

マウスも左クリックと右クリックの違い、シングル・ダブルクリックくらいは出来たほうがいいです。

キーボードの入力速度ですが、キーを見ないで入力が出来るブラインドタッチが出来て寿司打というキー入力速度を試せるゲームで「おすすめ」で5000円以上出せれば十分かなと思います。

寿司打
「寿司打」はローマ字入力用のタイピング練習ゲームです。無料&ブラウザで遊べますので、ちょっとした空き時間の練習や暇つぶしにどうぞ。複数の入力に対応しており、表示されているキー以外にもお好みの打ち方でタイピングいただけます。

私が試したところ高級コースは難しかったです。

むちゃくちゃ入力が早いといけないわけではないですが、普段のプログラムを入力する際に支障の無いレベルが最低限必要です。

PCの基本的な操作は知っている

新品のPCを購入してインターネットに繋ぐ、必要なソフトのインストールをする、初期設定を行う時に困らない程度の知識は必要です。

エクセルも事務作業で困らない程度の知識は欲しいです。

IT企業ではエクセルをよく使います。

仕様書やテスト報告書などあらゆる場面でエクセルが出てきます。

そこで簡単な関数やセル操作が出来ないと新人向けの作業すら出来ないでしょう。

ITエンジニアでエクセル作業は避けて通れません。

コードが書けてもエクセルなんて自分の作業でないとは言えません。

新人の頃は必ずエクセルを触るはずですので基本操作は覚えておきましょう。

たまにある未経験の意味

募集で書いてある未経験の意味ですが、会社によってかなり意味が変わります。

プログラムを一切したことが無い意味のままの未経験もあれば、募集している会社で使用しているプログラム言語の経験が無く別の言語での開発経験があるという意味の未経験もあります。

開発経験ありの意味の未経験の場合ですと本当の未経験は面接すら受けれないでしょう。

最近はプログラミングスクールで勉強したことが前提の企業も多く未経験の意味としては

「業務での開発経験は無いが開発の基本的な知識は勉強済」

これが一番多いです。

そのため他業種の人は転職活動前にプログラミングスクールで知識をつけているのです。

これを見て未経験や初心者というのは嘘だと思うかもしれません。

しかし最近の流れでITエンジニアの職種人気が高まっていて競争率は年々高くなっています。

そんな中に本当の未経験が飛び込んでもまず相手にされないというのは市場の流れです。

全くの未経験では今は厳しい

他業種の人から見た未経験とIT企業が求めている未経験には大きなずれがあるということが分かったと思います。

他業種の人がIT企業とのズレを直すために今のプログラミングスクールがあります。

あなたが、ITエンジニアを目指すのならまずはIT企業の求める未経験となりましょう。

そこからがスタートラインで面接にも進めるようになります。

司法書士や弁護士に比べて勉強量は少ないとはいえそれなりの努力をしないとITエンジニアを目指すのは厳しいです。

それでも興味がありITエンジニアを目指すのならプログラミングスクールは数多くあるので自分が向いているのか実際に相談することからでも始めましょう。

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