実際にフリーランスとして活動をしているITエンジニアの私が案件を獲得した際にどのような面談をしたのか実体験で教えます。
案件は身の丈にあったものを選ぶ
フリーランスのITエンジニアとして生きていくには基本的にエージェントから案件を紹介してもらい、面談に進み、案件獲得をしないと仕事がありません。
フリーランスとして生活するためには案件を切らさず続けていかなくてはなりません。
そのためにエージェントは複数登録は必須ですので↓を参考にしてください。
今の技術レベルと住んでいる場所の情報を元に複数エージェントに相談すればあなたの相場が分かってきます。
ざっくりですがWeb系でフロントもAWSなどサーバ構築も一通り出来て東京住みなら月70万円以上は狙えるでしょう。
もしPHP初級レベルで経験1年程度で大阪に住んでいるなら月50万内くらいです。
あなたもフリーランスになる際は適当な情報に乗せられてエージェントと話して自分はこんな単価が安いはずがない騙されているとならないようにしてください。
単価が安すぎると思ったら複数エージェントに話を聞いて確かめてください。
エージェントから案件を紹介してもらう
エージェントへフリーランスで仕事をしたいと伝えればすぐに動いてくれます。
即日か翌日くらいには案件を複数提示してどこを受けるか確認があります。
案件には色々条件が書いてありますのでチェックしましょう
- 案件内容:どのような案件かの概要です。「○○社内の経理システムの改修」「開発言語:PHP DB:MySQL 設計のみでなく開発もできる方」みたいにざっくりした内容が分かります。この概要を見て受けれそうな案件かどうか判断してください。
- 稼働時間:月160~180みたいな月の稼働時間です。稼働時間内を達成すると提示された単価をもらえます。この範囲を超えると時間計算で単価UP、逆に稼働時間を下回ると単価DOWNとなります。もし160~ですと2月みたいに稼働の少ない月は想定より少ない単価になります。最近は余裕を持って月140~180のような条件もありますので結構重要です。
- 単価:案件の紹介時点では「スキル見合い」みたいに単価が書かれていない場合が結構ありますが気にしないで大丈夫です。エージェントが紹介してくれる案件なので相場より安すぎるという心配もありません。案件獲得後にエージェントが単価交渉をしてくれて希望額から上も狙ってくれます。
- 稼働時期:いつから案件が始まるかというのとどれくらいの期間かの目安です。2月~5月ですと2月から始まり4ヶ月は続くということで~長期なら一度入ってある程度の実績を残せれば1年以上続く場合もあります。
- 服装:自由な生き方的なブログですと私服勤務OKが当たり前みたいに書いていますが、キラキラWeb系の会社で無い限りスーツ勤務が一般的です。私服でないと絶対無理みたいなこだわりが無い限りは我慢しましょう。
あなたがこれらの条件を見て受けたい案件を伝えるとすぐに面談日を設定してくれます。
面談日が決まれば当日までに準備をしておきましょう。
- 面談日の時間と場所:前日までには何時からどのルートで行けばいいか確認はしておきましょう。
- 担当の情報:当日同行するエージェントの名前と連絡先のチェックをしましょう。
- 持ち物:基本的にスキルシートはエージェントが持ってきてくれますが確認はしましょう。それ以外はメモ持参が一般的です。
当日に困らないように事前準備はしっかりしてください。
いざ面談へ
面談当日は指定場所でエージェントと待ち合わせというのが一般的です。
最低でも指定時間の5分前くらいに着くように余裕を持ってください。
フリーランスとなると自由というイメージがありますが、社会人としての常識は忘れないように気をつけてください。
服装はもちろんスーツで髪型や身なりは整えてください。
最低限の社会常識の無い人にはフリーランスは難しいです。
待ち合わせ時間になればエージェントが来ます。
そこから案件の会社に面談に向かいます。
面談はエージェント同行のパターンと待ち合わせ場所で紹介元の会社の人に引き渡して同行のパターンがあります。
いきなり知らない人と面談に行くパターンもあるので面食らわないようにしてください。
あと複数面談のパターンもありあなたと違う人が同時に面談というパターンです。
いわゆる集団面接になるパターンですが、だいたい複数の場合でも2人が多いですので気にしないでください。
面談の流れは基本的に同じ
始めて案件の面談に行く人はどんな内容を話すか緊張するかもしれません。
しかしどこも面談の流れは基本的に同じなので数回行けば慣れてきます。
面談はこんな流れです。
- 案件担当側の軽い自己紹介と案件の概要の説明
- 概要の説明を聞いたうえであなたの経歴で関係ありそうな経歴の説明
- お互い説明したうえで担当側から質問
- あなたの方が聞きたいことを質問
会社が違えどだいたいこの流れは同じです。
1で概要の説明がありますのでしっかり聞いてください。
話を聞きながら2に向けて今までの経歴で関係ありそうなことを考えておいてください。
2では今までの経歴で関係ありそうな事のみ説明してください。
案件の内容とどれだけ関係した経歴があるかで決まります。
逆に全然関係ない経歴をグダグダと話すと案件に落ちてしまうでしょう。
ここではどれだけずれた会話にならないか気をつけてください。
あとのお互いの質問で案件の現場の雰囲気や担当の人と気が合いそうかを判断してください。
条件が良くても案件担当の人と合わなさそうでしたら現場での仕事はしんどいと思います。
条件も大事ですがフィーリングはもっと重要です。
ここでお互い受ける受けないの判断になります。
面談の結果は早い
面談の結果は早くて翌日、遅くても数日内には返ってきます。
結果はエージェントから教えてくれますので案件を受けるか受けないか判断してください。
実際に案件を探している時は同時並行で複数の面談を受けているのが普通です。
結果は1,2日程度は待ってくれますのでもし気になる案件の結果がまだの場合は待ってもらうように交渉してください。
この待ってもらうのもそこまで引き延ばせないので始めてフリーランスとして動く場合は欲張らず受かった案件を選ぶ方が無難です。
これでフリーランスとして活動できる
案件を受けると返事をしたら稼働日から正式に仕事が始まります。
SES、SIerでの仕事経験があれば客先の仕事はそれほど戸惑わないと思います。
もし自社開発など自分の会社でしか働いていなかった人は慣れるまで時間がかかるかもしれません。
人によりますが慣れると客先の仕事の方が楽です。
変なしがらみもないのと社内イベントも気にしないでいいです。
案件の契約期間終了月前には継続するか別の案件を探すか動かないといけません。
もし入った現場が合わないと思ったら早めにエージェントに相談して別の案件を用意してもらって早めに行動しておきましょう。
フリーランスのITエンジニアとして働く場合はこのサイクルの繰り返しです。
その間に1ヶ月くらい休みの期間を挟んでもいいですし、別の商売を考えるのもありでしょう。
そういう意味では会社員よりは自由な働き方ができます。
今の給与条件などに不満があれば今の会社を辞めてフリーランスをしてみてはいかがでしょうか。
と気軽に押せるのもIT系のいいところです(笑)
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