SESやめとけ説は本当?実際に4年ほど働いた内容を語ります

Twitterを見てるとSESはブラックだからやめとけと語る人を多く見ます。
でもそれって本当なのでしょうか?
実際に入社して働いた経験のある筆者が語ります。

SESとは?

SESとはシステムエンジニアリングサービスの略でたぶん長いから略されてるんでしょう。

自分がこの形態で働いていた頃は出向とか特定派遣みたいな言い方だった気がします。

ちなみに友人と起業したという話の後にSESで働いていました。

ITで多い会社がこのSESなんですね。

分かりやすくいうと自社サービスを作るアイデアもない会社が、特定の付き合いのある会社に技術者を出向という名のドナドナして稼いでいる形態です。

会社としての売上も人を1人出すと月いくらという形で固定なのでSESで働いている社員に出す給与も限界があり低くなりがちです。

しかし会社にとっては固定で毎月お金が入るので商売としてはやりやすいのです。

SESに入社したきっかけは?

友人の会社を辞めた後に燃え尽きていたので1ヶ月くらいは働くのをやめようと思っていました。

しかし働かないと食べれないので「リクルートエージェント」に登録して次の職を探してもらうことにしました。

10年以上前の話なので当時は今ほどフリーランスの案件を紹介してくれる会社も数えるほどしかありませんでした。
当時はITエンジニアでもリクルートエージェントなどを使い正社員で仕事を探すのが一般的でした。
今はエンジニアなら正社員、派遣、フリーランスなどかなり働き方は自由になっています。

理由としては自分で仕事を探さなくても転職エージェントの人が探してくれるので楽だろうという単純な理由です。

始めはエージェントさんと面談から始まり希望年収や職歴を伝えました。

そうするとすぐ動き出して私が休もうと思うよりも早く5社ほど面接が決まったので行ってくださいと言われました。

もうすこし休みたかったのにと思いつつ5社面接して3社から採用したいという話をもらい選んだのが冒頭のSESをしている会社でした。

ちなみに今ならリクルートエージェントなんて使わずフリーランスで仕事を探していたと思います。

IT系はある程度経歴がつくとこのように何の苦労もしなくても仕事に困る事はありません。

SESの仕事内容

SESは基本的に自社にいることがありません。

数日自社で説明と研修らしきものを済ませて某家電メーカーの会社に行きました。

そこでは大きいシステムを作るチームの一人となり設計や開発を一通りしました。

経験者ということもあり作業内容を聞きそのとおりに作業していました。

ちなみに残業はほぼありません。

その理由としてSESは出向先の勤務形態に合わせて動きます。

水曜は早帰りの日ならその通り6時に帰らされ、夏休みが1週間あればそのとおり1週間は休暇となります。

この辺りは行ってる先の会社に労働条件が合わせられるのでホワイトですね。

でも給与はそれほど高くありませんでした。

残業が無ければ手取りは20万円代後半くらいです。

仕事内容的にもそれほど難しくなく自分にとってSESはゆるかったです。

今はどこも働き方改革からか無茶な労働をさせる会社は減ってきています。

当時でも出向先に習った労働条件なので自分的にはだいぶ楽でした。

起業時代は泊まり込みも当たり前で仕事を終わらせないとリアルに稼げない時と比べるとプレッシャーなんて無いようなものです。

大きな会社の一つのコマだといてもいなくても会社にとって関係ありません。

やる業務は決まっていますが、チームとして粛々と進めていくので責任もそこまで大きくありません。

数年間の間に誰でも知っている家電メーカーや生保会社で働けたのは、今となってはいい経験でした。

自分のような学歴ではまず入れない会社の中で働けるというのもITならではだと思います。

改めて自分のしてきた仕事内容をまとめるとこの時の会社はSESというより零細SIerの方が近いかもしれません。
SIerとSESの違いについて近いうちにまとめようと思います。

ちなみに派遣だから食堂使用禁止みたいなのもなく普通に食堂でご飯を食べる事が出来ました。

お昼にステーキが出たりマグロの解体ショーをしていたりお金がある会社は凄いなと思ったのを覚えています。

しかもステーキもさばきたてのマグロのお寿司も500円で提供されていました。

学歴があり賢ければこういう会社で働けるんでしょうね。

SESは技術がつかない?

これもよく言われるのがSESは単純作業だけしか任されず技術がつかない説です。

自分の場合は普通に設計から開発まで一通りしていました。

言語もC#にJava、VB6(昔なので)、PL/SQLと幅広いです。

これも現場やSES会社によるのかなと思います。

ちなみにやっていたことはSIerっぽいなと思ったのですが、給与が安かったのでくくりでいうとSESなんでしょうね。

SESによっては作業はずっとテストばっかりといったところもあります。
面接の際には出向の際にはどのような会社に行き、どのような作業内容かも聞いた方がいいです。
Googleで会社名+評判で調べるくらいのことはしましょう。
あとは社内で勉強会があるかも聞いた方がいいです。
出向の仕事が終わってさらに勉強と嫌に思うかもしれませんが、チャンスと思ってください。
出向の仕事で経験を積むか勉強会で技術をつけていき少しでも早く未経験を脱出してください。

SESは当たり外れがある

自分の行った出向先はどこもチームの一員として普通に扱ってくれましたし派遣扱いみたいな事もなかったです。

社内の飲み会にも参加させてもらいましたし待遇も悪くなかったです。

SESを悪く言う人はよっぽど変な会社に当たったのでしょうね。

ちなみにSESの会社によって付き合いのある会社が違うので、行き先は全然変わってきます。

どうせSESで働くなら大手の会社と付き合いのある方がいいです。

あとはSESの特徴として基本的に勤務先が出向先で、自社に帰る事が月1回あるかないかくらいなので帰属意識がほぼ0になります。

それでも帰属意識を高めようと帰社日を設けたり、社員旅行を企画したり無駄な事をしていますがそこは大人の付き合いです。

ITなのに適度にゆるい仕事がいいなら自分的にはオススメです。

しかし定年まで出向というのも無理があるので、どこかのタイミングで転職や上の役職を狙ったり、出向先のお偉いさんと仲良くなり引き抜いてもらうなど戦略が必要です。

未経験ならSESでも選ぶべき

未経験の人がまず始めに苦労するのが転職活動です。

業界未経験で採用してくれる会社はあなたが想像しているより遥かに少ないです。

そんな状況にも関わらず

「エンジニアになるからにはSESは絶対避けてスタートアップに入りたい」

「SESに入るぐらいなら技術を磨いて受託企業を探す」

こういうことをつぶやいている人を見かけます。

実際転職活動をして現実を知ることになるかと思いますが、未経験の人は受託企業ではほぼ門前払いです。

それならとフリーランスを考えるかもしれませんが、エージェントに申し込みをした時点で「経験を積んでください」と言われて登録も断られます。

IT業界は入り口の門戸が本当に狭いです。

その中で未経験でも入れる会社というのは本当に貴重です。

今のITエンジニアになれば月収100万以上とかリモートワークで自由な働き方とかの煽りを本当に信じていくのは危険です。

未経験なら自分達は狭い可能性の中で挑戦しているのだと心がけてください。

ただしIT業界に入ることができれば経歴を積むことにより逆に仕事を選べる立場になります。

始めは本当に修行だと思って挑んでください。

 

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